看護師のキャリアアップ

看護師から専門看護師になるために。認定制度とプロセス

看護師として働いている方の、新しい道として、専門看護師、認定看護師、認定看護管理者として働く道があります。この資格は、日本看護協会が資格認定制度として行っているもので、患者さんへ室の高い医療を提供することが目的です。


資格認定制度が始まったのは、専門看護師は1994年、認定看護師は1995年、認定看護管理者は1998年です。


専門看護師の制度の目的としては、特定の専門知識・技術を習得している看護師によって、ハイクオリティな看護を提供することで、水準の高い専門看護分野にて実践能力を備えていると認定された看護師のみが、審査に合格することができます。


専門看護師に与えられている役割としては、適切な看護を実践すること、保健医療福祉に関わる人との調整、倫理調整、ケア向上のための教育を行うこと、技術向上のための研究などとされています。


現在、専門看護師として認定されているのは、がん看護、精神看護、地域看護、小児看護、老人看護、母性看護、慢性疾患看護、感染症看護、急性・重症患者看護、在宅看護、家族支援の11項目です。


がん看護は、がん患者に対してQOLにかなった高品質な看護を提供しすること。


精神看護は、精神疾患患者に対してリエゾン精神看護を提供すること。


地域看護は、産業保健、学校保健、保健行政、在宅ケアのうちどれかで地域医療の向上に貢献すること。


小児看護は、健康な子供たちの成長のために医療スタッフと連携して看護を行うこと。


老人看護は、高齢者に対して認知症などを持つ方のQOLの向上のために貢献する。


母性看護は、女性母子に対して援助を行うこと。


慢性疾患看護は、生活習慣病や慢性疾患の管理や支援を行うこと。


感染症看護は、個人や集団での感染予防と、感染が発生したときの適切な対処。


急性・重症患者看護は、緊急度や重症度の高い患者本人や家族に対し、医療提供のための支援を行います。


家族看護は、患者の家族を支援することで、患者の早期回復を図るもの。


在宅看護は、ケアシステムの構築を行うことなどで、在宅療養を支援すること。


専門看護師になるためには、まず看護師の免許を取得していること、そして看護師として5年以上の実務経験があること、またそのうち3年間は希望している専門分野での実務研修であることが前提です。


その後、看護系大学の大学院にて学習し、専門看護師教育課程基準である総計26単位または38単位を修得していなければなりません。


そして、日本看護協会が行っている、書類審査や筆記試験の認定審査に合格し、専門看護師認定証が交付されたあと登録することで、やっと専門看護師になることができます。


この専門看護師の認定は、看護の実績や研修・研究業績などが5年ごとに書類審査された上で、更新することができます。


日本にはこの専門看護師は北海道・東北には66人、関東・甲信越には460人、東海・北陸には124人、近畿には241人、中国・四国には92人、九州・沖縄には65人で、合計1.048人が登録されており、年々増加傾向にあります。


中でも一番登録者数が多いのは、東京で224人、その次に神奈川で109人、大阪で100人、兵庫で94人、愛知で53人となっています。


専門看護師としてスキルを伸ばし、再スタートをきりたい場合、認定されるためにはそれなりの実践力と経験、知識が必要になります。


今の職場でシフトに余裕がなく、勉強する時間さえとれないで、自分のスキルアップを図ることが難しいなら、転職を考えてみるといいと思います。


目標としていることがあるのに、職場の条件によりなかなかスタートが切れないのは勿体ないです。


シフトに余裕があり、しっかりとスキルが修得できるような職場を探してみましょう。


関連ページ


看護師から認定看護管理者になるために。認定制度とプロセス
看護師から認定看護師になるために。認定制度とプロセス



⇒⇒⇒看護師紹介会社ランキングはこちら